食べられる包装?!
2016年1月10日 iDスタッフ 0 Comments
こんにちわ。
アイドラッグストアー海外担当
Marikoです。
FDA(米国食品医薬品局)は、食品の包装に使用されていた
コーティング剤(水分や油分が浸み込むのを予防するための)の
フッ素系化学物質パーフルオロアルキルエチル(3成分)の使用を
禁止したと1月4日に発表されました。
これらのコーティング剤は、電子レンジでチンするポップコーン、
ピザの箱、ファーストフードのラッピングなどに使われていましたが、
体に有害であるとして、環境安全グループによって使用を禁止するよう
請願が出されていました。
この請願がこの度可決された訳ですが、
グループによれば、氷山の一角に過ぎず
食品の包装に使用されている有害な化学物質は
100成分以上あるとのことです。
この記事を見て、食品包装についての昔の記事を思い出しました。
このパンの包装、見た感じは普通のビニール包装に見えますが
実は、
エッセンシャルオイル(精油)で作られた
「食べれる包装」なんです。
しかも、食品の保存も通常包装よりも長持ちする実験結果が出ています。
2014年にJournal of Agricultural and Food Chemistryに発表された研究で
クローブとオレガノの精油でコーティングされたメチルセルロースフィルムは、
一般的なフィルムよりもパンの鮮度が長持ちしたと報告されています。
精油の抗菌作用を利用した良い例です。
でも、2016年現在、まだ一般的に使用されている気配はありませんね。
食品を保存するための包装であって
口にするものではないので、あまり重要ではないのか・・・
でも、情報の1つとして、知っておいて損はないですね。
ではまた来週!